上海でぼったくり被害に遭う日本人多発
上海でハニートラップに遭い、ぼったくられる日本人が多発しています。
下記、上海日本国総領事館から案内されているメールです。
現在、特に上海市内の繁華街において、在留邦人の男性が対象となる「ぼったくり被害」が増加しています。ぼったくりは被害に遭わないことが一番の防止策であるため、以下の「被害の流れ」をご一読いただき、身元のはっきりしない女子からの誘いに不用意に応じることがないよう気をつけてください。
また、万が一被害に遭ってしまった場合は、「被害時の対応」を確認してください。
【被害の流れ】
1.マッチングアプリ「ティンダー」や、語学学習アプリ「ハロートーク」等を通じて現地女性と知り合いになる。
2.当該女性から食事の誘いがあり、レストランについても女性側から指定される。
*上海市の場合「人民広場」で女性と待ち合わせ「南京東路」の繁華街にある日本料理店や海鮮料理店に案内される場合が多い。
3.指定されたレストランにおいて、女性がメニューを確認することなく大量の食事やアルコール飲料を注文する。
4.食事後、飲食費として高額な支払い(約2~3万元)を求められる。
5.その後、男性側の酩酊状態に応じて、バーやカラオケなど2軒目、3軒目に案内され、いずれの店舗においても同様の手口で高額な請求を受ける。
【被害時の対応】
請求額が不当であると感じた場合は、その場で110番通報し警察を呼んでください。
言葉に不安のある場合は、中国語のできるご友人等に連絡し、住所や店舗の名称と伝えて警察官を派遣してもらうように依頼してください。
支払いを行なってしまった場合は、被害に遭ったレストラン付近の派出所にできるだけ早く被害相談を行ってください。
ぼったくりは行為の形態によっては詐欺や脅迫等の犯罪に該当せず、警察も検査が困難な場合があります。
春節等、当時の連休期間中被害が増加する傾向があるため、在留邦人の皆様に置かれては十分に気をつけていただけるようよろしくお願いいたします。
実際に上海でぼったくりにあった話
ケース1
上海に来て間もなく、すぐに被害に遭いました。
流れは上記被害の流れとほぼ同じです。
「TInder」で知り合った女性に誘われ、「南西東路」で待ち合わせることに。
会うとお酒を飲もうとバーに連れて行かれる。
メニューを見るとビールで50RMBほど。大した金額にならないだろうと入店する。
入店すると最初はカクテル、その後トイレに行っている間にシャンパンなどを頼み始める。
やばい、気づいて帰ろうとする頃には会計は8000元に。
赴任してまもなく、銀行口座すら持っておらず、手元の現金は2000元しかない状況。
金がなく払えないと言っていると、コワモテの兄ちゃんが出てきてかなりやばい。
どっちにしても金がないので、払えないので腹をくくる。
1時間ほど押し問答した後、2000元で解放してくれました。
しかも帰れないというとタクシー代はくれました。いつの間にかシャンパン3本も開けていたので2000元で済んだのは結果オーライか。
ケース2
2回目も同様のケースで引っかかることに。
「Hello Talk」でご飯に誘われる。
会うとご飯を食べようと、現地のレストランに連れて行かれる。
用心深く店内を見渡したが、お店もかなり客で賑わっており、日本料理ではなく現地の飯だし問題ないだろうと火鍋の入店を決める。
メニューをチェックする。ぼったくりのメニューも特になさそう。
普通に火鍋とお酒を頼む。大量の食材が運ばれてくる。
そして、またもやトイレに行っている間にワインボトルが入っている。
完全にアウト。すぐさま会計を頼むも、11,000元。レシートを要求し内容をチェック。
確かに全て頼んでおり、メニューと価格も一致している。
ワイン代の支払いは拒否し、女性に払わせ、8,000元を支払って帰宅。
自分の学習能力のなさに愕然。
対策
「スタバ」や「Manner Cafe」など前払いのカフェで約束するのが安全。
カフェ代なら数十元で済みます。すぐにご飯に行こうと言ってくる女性はかなり怪しいです。
私の場合は、運よく2回合わせて1万元ほどで済みましたが、周りには2万元や3万元やられている方もいらっしゃいます。
自分だけは大丈夫と思っている人こそ危険です。
女性と遊びたい方は、潔くKTVに行くか、ガールズバーに行かれることをお勧めします。