- 上海赴任前は何を準備したらいいの?
- スケジュール感が分からない
- 赴任前準備に抜け漏れがないか不安
上海への赴任が決まって不安なこともたくさんありますよね。
✔️本記事の内容
- 上海赴任が決まったら準備すべきこと
- 期間別チェックリスト
これを書いている私は21年6月に上海へ赴任したばかり。
自分が上海赴任へ向けて行った準備の全てをまとめました。
上海赴任が決まったら準備すべきこと
上海赴任は遅くても、3ヶ月ほど前に通達されると思います。
そこで、今回は上海赴任を命じられてからどういったスケジュールで進めていけばよいのか
- 上海赴任3ヶ月前〜
- 上海赴任1ヶ月前〜
- 上海赴任1週間前〜
のスケジュールで紹介します。
上海赴任3ヶ月前〜
まずは、時間のかかる申請関係を中心に進めていきます。
中国語学習
上海赴任が決まったら、中国学習をすぐに開始しましょう。
語学はやればやるほど伸びます。
現地で即戦力なるためにも、なるべく早く取り組まれることをおすすめします。
基礎を構築して赴任するのと、ゼロで赴任するのとでは、その後の伸びるスピードも全然違います。
パスポートの取得・更新
既にお持ちの方も多いと思いますが、海外へ渡航するためにはパスポートが必要です。
既にお持ちの方も、パスポートの有効期限を確認しておきましょう。
パスポートの更新は、基本的に有効期限が1年未満になった時から行うことができますが、長期滞在が予定されている場合は、1年以上残っていても延長が可能です。
申請・更新に必要なものは、外務省のHPを確認しておくのが確実です。
ビザの取得
中国に渡航するためには、ビザの取得が必要です。
赴任時はZビザという種類の臨時就労ビザで入国します。Zビザの有効期限は3ヶ月以内となっており、入国後30日以内に就業証と居留許可証を申請する流れになります。
コロナの影響によって、ビザの申請・取得に関する状況は毎日のように変化しています。
最新の情報については、在中国日本国大使館のHPで状況を確認するのが一番確認でしょう。
ビザ申請に関しては、企業も代行業者を利用するのが一般的です。
具体的な申請手続きや必要な書類等に関しては、日本橋夢屋という代行業者のサイトが分かりやすいです。
コロナ以前・以降の必要書類の違いも細かく説明されています。
ご家族に必要な書類等も記載されています。
申請時に手間がかかる書類として
- 最終学歴卒業証明書(和文)1通
- 犯罪経歴証明書 1通
が必要です。
最終学歴証明書については、自分の出身大学のHPを確認してみてください。
犯罪経歴証明書については警視庁のHPを確認しましょう。
証明写真については、規格が非常に厳しいので注意してください。
私自身撮り直しになりました。
健康診断
大使館指定病院にて健康診断を受けます。
朝食を抜いて受診しないと、別日にやり直しさせられますので注意しましょう。
予防接種
予防接種を一定期間を空けて複数回接種しなければなりません。
接種する予防接種は下記の通りです。
- A型肝炎
- B型肝炎
- 破傷風
- 狂犬病
- 日本脳炎
スケジュールに余裕を持って受けましょう。
歯科検診
歯医者に行っておきましょう。
海外では歯の治療の保険が効きません。
高額な治療費を払うことになります。
子供の転校・転園先の検討
日本人学校もしくは、インターナショナルスクールが候補として挙げられます。
インターナショナルスクールは費用が高額になりますが、いろんな国籍の友人ができ、英語も学ぶことができますので、子供のために検討するのもよいでしょう。
持ち家をどうするのか検討
家を持っている方は、海外駐在中の家をどうするかも検討しなければなりません。
他の人に貸し出すのか、もしくは売却するのか検討しましょう。
上海赴任1ヶ月前〜
1ヶ月前からは、更新が必要なものや上海赴任直前まで使用しなければならないものを中心に手続きを進めていきます。
運転免許の更新
運転免許の期限が間近な方は、運転免許の更新を行っておきましょう。
海外赴任等、更新が困難だと認められる理由がある場合には、前倒しで更新することができます。
免許が失効してまうと再取得の手続きに手間がかかります。
必要な持ち物については、警視庁のHPで確認ができます。
クレジットカードの更新
クレジットカードの有効期限も確認して、更新しておきましょう。
上海では使う機会がほとんどありませんが、海外旅行に行きたいとなった際、使う機会があるかもしれません。
海外から家族や友人へプレゼントを贈りたいときなども、今はネットで購入してクレジットで支払うことができますから便利ですね。
支払い手段は、念のためにもいくつか持っておくと安心です。
航空会社のマイレージ加入
航空会社のマイレージに加入しておきましょう。
海外に赴任すると何かと飛行機に乗る機会も多くなります。
とりあえずANAとJALのマイレージに加入しておけばいいと思います。
クレジット付帯などいろんなカードがあって悩みますが、年会費無料のスタンダードのもので十分でしょう。
ネットバンキングの開設
ネットバンキングを開設しておきましょう。
海外にいても残高確認や送金手続きをネット上で行うことができて、とても便利です。
必要に応じてクレジットカードとの紐付けも忘れないように行っておきましょう。
銀行口座と証券口座の整理
海外在住者は一部銀行口座や証券口座を保有できません。
ご自身が保有している口座が国内非居住者になっても対応しているかどうか確認しておきましょう。
そのままにして赴任される方も多いようですが、後々トラブルになるのを避けるためにも金融関係はしっかりと処理しておくことをおすすめします。
ネット環境の準備
SIMフリー携帯とSIMカードを準備しておきましょう。
SIMフリー携帯は、Docomo/Softbank/au共にネット上でSIMロック解除の手続きを行うことができます。
各社のHPをご確認ください。
SIMカードは中国联通が提供しているSIMカードが中国本土、マカオ、台湾で使用できて安心です。
必ず日本で準備しておきましょう。
中国の空港について、このSIMカードを携帯に挿すだけで、簡単にネットを開通でき便利。
上海赴任1週間前〜
上海赴任1週間前は、直前でしかできないものを中心に抜け漏れがないように進めていきましょう。
VPNの契約
中国でLINEなど日本のサービスを利用したい場合、VPNを契約しなければ利用することができません。
上海赴任を予定されている方には、セカイVPNをおすすめしています。
引っ越し手配
引っ越しの手配をしましょう。
荷物は
- 手荷物
- 国内実家に送るもの
- 海外送付・航空便
- 海外送付・船便
に仕分けします。
会社によって規定があると思いますので、確認しておきましょう。
中国入国後は移動も多いので、手荷物は最小限にしておくことをおすすめします。
電化製品などは粗大ゴミに扱いになるものも多く、お金がかかります。
あらかじめ譲る相手を見つけておくとよいです。
住民票を抜く
市役所で住民票を抜く手続きをしてきましょう。
国内非居住者となり、来年度からの住民税の負担がなくなります。
転居届を出す
お近くの郵便局へ行って、転居届を提出しておきましょう。
自分の元住所に送られてきた荷物も、実家にしておけば1年間はしっかり届いて安心です。
e転居というオンラインサービスを利用すると便利です。
PCR検査と健康コード申請
PCR検査の措置も状況は変わっています。
現在は
- 登場予定日の7日前に行うPCR検査(予備検査)
- 登場予定日の3日以内に2つの指定検査機関で24時間以上感覚を空けて別々に行うPCR検査(交差PCR検査)
の陰性証明が必要です。
その結果を持って、健康コードの申請手続きを行います。
PCR検査と健康コード申請については、在日中国大使館のHPに最新情報が更新されていますので確認するようにしましょう。
散髪
散髪には必ず行っておいたほうがよいです。
隔離機関中に髪の毛が伸びてしまいます。
最新の上海の隔離状況については、在上海日本国総領事館のHPで確認できます。
前泊ホテルの予約
必要に応じて、空港近くの前泊ホテルの予約を行っておきましょう。
直前になると埋まってしまう恐れもありますから、お早めに予約しておくことをおすすめします。
両替
日本円を人民元にいくらか両替しておきましょう。
2ヶ月分は準備しておくと安心です。
いくら両替すればわからないという方はこちらの記事を参考にしてください。
現地へのお土産
現地への土産を忘れずに持参しましょう。
前任者にどういったものを何人分準備したらよいか、確認しておくとよいですね。
男性ならば、タバコ、女性ならばパックなんかを持っていくと喜ばれます。
チェックリスト
①上海赴任3ヶ月前〜
- 中国語学習
- パスポートの取得・更新
- ビザの取得
- 健康診断
- 予防接種
- 歯科検診
- 子供の転校・転園先の検討
- 持ち家をどうするのか検討
②上海赴任1ヶ月前〜
- 運転免許の更新
- クレジットカードの更新
- 航空会社のマイレージ加入
- ネットバンキングの口座開設
- 銀行口座と証券口座の整理
- ネット環境の準備
③上海赴任1週間前〜
- VPNの契約
- 引っ越し手配
- 住民票を抜く
- 転居届を出す
- PCR検査と健康コード申請
- 散髪
- 前泊ホテルの予約
- 両替
- 現地へのお土産準備
上海赴任前の準備はこれで万全!
チェックリストを順番にこなしていけば、上海赴任前の準備は万全です。
一方で、情報は常に変化しています。
この記事には、各機関のHPリンクを載せておきましたので、必ず公式の機関のHPを確認するようにしましょう。